話題のクラウドゲームとは!?ダウンロードなんて不要!むしろ空き容量さえ気にしなくていい時代。

Googleから2019年11月に独自のクラウドゲームプラットフォーム「Stadia」のサービスが開始される事となり、ゲーム業界でクラウドゲームによる新たな改革が起きようとしています。
日本でのサービス開始時期は未定ですが、数年後には日本でも利用できる事となるでしょう。

ですがそもそも「クラウドゲームとは何?」という方も多い事と思います。

今回はそんなクラウドゲームの仕組みやメリット・デメリット、すでに実施されているクラウドゲーム、クラウドゲームの今後などについて解説していきます。

あらゆる分野で急速に普及する「クラウドサービス」

クラウドサービスイメージ画像

クラウドゲームは「クラウドサービス」というインターネット上の仕組みを利用した、新しいゲームの形態です。

今までクラウドサービス化されてきたものの例でいうと、音楽分野がわかりやすいと思います。
iPodなどMP3プレイヤーの普及で、CDを買わずにダウンロードして音楽を楽しむ人が急激に増えましたよね。

それが今では最初に専用アプリだけインストールしておけば、曲をダンロードすらせずにアプリ内のクラウド上で再生し、その場で音楽を楽しむ事ができます。

これは映画やアニメなどの動画やマンガも同じで、スマホ・タブレット・テレビ・パソコンなどの端末とネットに繋がる環境さえあればDVD・ブルーレイディスク・分厚い本などがなくてもその場で動画やマンガを視聴する事ができます。

このような形で、ダウンロードせずにクラウドサーバー上でゲームをプレイするといったゲームのスタイルを「クラウドゲーム」と言います。

実はクラウドゲームはゲーム業界には何年も前から存在していたのです。

しかし、ゲームには

コントローラーの操作→操作内容の処理→処理後の映像を送る

といった一連の動作の流れがあり、クラウド上で通信をやりとりするには通信が遅れてサクサク動かないといった「遅延」が発生してしまい、あまり世間に受け入れられませんでした

このクラウドゲームが今、次世代通信システム5Gの普及を目前に進化を遂げて、その時代を迎えようとしています。

次世代通信システム5Gとは?

クラウドゲームとは?

クラウドゲームはクラウドゲーミングとも呼ばれ、それ以前はゲームオンデマンドと呼ばれていた時代もありました。

クラウドゲームでは、プレイステーション・Wiiなどといったゲーム機本体や専用のゲームソフトは必要ありません

従来ゲーム機本体が処理していた操作情報を、クラウドゲームの場合すべてクラウド上の高性能なサーバー内で処理し、処理された後の映像情報だけが送られてきます

複雑な情報処理は全てクラウド側で行なっててくれるので、パソコン、スマホ、タブレット、ゲーム機といった端末上の性能やスペックにとらわれる必要がないという訳です。

操作するコントローラー、映像を映し出す端末、ネット環境があればどこでもハイスペックなゲームを楽しむ事ができるというのはすごく魅力的ですよね。

クラウドゲームのメリットデメリットは?

クラウドゲームにはメリットが非常に多く、今までゲームで誰もが抱えていた問題の多くが改善されます。
とはいえやはり、クラウドゲームのデメリットも少なからずあるのでメリット・デメリットについてご紹介していきます。

クラウドゲームのメリット

・ダウンロードやアップデートの手間がいらない

スマホゲームをする場面を想像してもらうとわかりやすいかもしれませんが、アプリのダウンロードや定期的に発生するアップデートって、結構時間かかりますよね?機種変更時にはデータの引き継ぎも面倒。

クラウドゲームであれば、クラウド上のサーバーでプレイするのでダウンロードやアップデートの手間がかかりません。

今まで個人個人でダウンロードやアップデートを行わなければならなかったところ、クラウドゲームの場合ひとつの大きなサーバーをアップデートするだけで済みます。メンテナンスもサービス提供者側が全て行なってくれます。

・端末のデータ残量を気にしなくていい

ダウンロードが必要なゲームは容量が大きく、端末のデータ容量を気にしなければなりません。

これはアプリゲームでも同じで、スマホの容量不足が頻繁に起こるのはよくよく調べてみたらアプリゲームのせいだった!という経験あなたもありませんか?

クラウドゲームでは、そもそもゲームデータをダウンロードする必要がないのでそんな心配もありません。

・端末を選ばずプレイできる

クラウドゲームだと、外出先ではスマホタブレットからクラウドゲームサーバーにアクセスしてクオリティの高いゲームを楽み、家に帰ったら大画面のテレビからアクセスしなおして続きをプレイするといった事もできます。

・大きなゲーム機を置かなくてすむ

クラウドゲームは基本的に画面となるスマホなどのディスプレイとコントローラーさえあればハイスペックなゲームをプレイできます。
大きなゲーム機本体をわざわざ取り出して準備する必要がありません。
また、ゲーム好きな人や子供がゲームをする家庭で家にゲーム機だらけ!片付けが大変!といった状態にもなりません

クラウドゲームのデメリット

・通信環境によっては遅延がつきもの

クラウドゲームをプレイする人のインターネット通信環境によって、遅延が発生する可能性があります

ネット環境があればどこでもクラウドゲームにアクセスできるとはいえ、どこでも十分なネットの通信速度が確保できる訳ではありません。

この通信環境がクラウドゲームの大きな課題となるのですが、2020年以降5Gの通信が普及していく事でこの問題は確実に改善されていくでしょう。
しかしそれが実現するまで今後数年はかかると思われます

・アクセス数によるサーバーへの負担

クラウドゲームでは運営する企業側の大きなサーバー上で、プレイする人一人一人のの情報やゲームデータを処理しなければなりません。
なので、もし予想を上回る数多くのプレイヤーが同時にアクセスした場合、パフォーマンス低下やアクセスエラーを起こしてゲームができないといった事態も考えられます。

クラウドゲーム運営会社では、サービスが成長と共に、使用するサーバーも大きくしなければなりません。

クラウドゲームの料金は?

気になるクラウドゲームの料金ですが、Googleが2019年11月にサービスを開始するクラウドゲーム「Stadia」を例にみてみましょう。
現段階では主にStadia ProStadia Baseの2パターンの料金体制に分けられます。

StadiaLogo

Stadia Pro

月額9.9ドル日本円で約1,100円

月額が発生するStadia Proのサービス内容

4K画質、5.1chサラウンドの高画質高音質で楽しめる
・毎月決められたゲームであれば好きなタイトルを無料で遊ぶ事ができる
・有料のゲーム購入時に割引

クラウドゲームで、ひとつのゲームに集中して遊ぶより、多くののゲームを高画質・高音質でプレイしたいという方におすすめですね。

Stadia Base

月額無料 ゲームタイトルごとに購入
サービス開始は2020年予定

画質は1080pでサラウンドはステレオとなり、Stadia Proと比べると映像と音質は劣ります。
好きなゲームがあれば、その都度購入してサーバーにアクセスしてゲームをする事ができます。

例:1タイトル○○円で○○日間の利用権利
といった形で提供され、ゲームタイトルによって金額が異なります。

もちろんダウンロードは不要です。

限定版セット ”the Stadia Founder’s Edition”

129ドル日本円で約14,000円

セット内容

・専用コントローラー
・Chromecast Ultra
・Stadia Proの3ヶ月分の利用権が2ユーザー分(ひとつは友人などにプレゼントする事が可能)
・ユーザーネームを指定できる権利

上記のようなセット内容が含まれていて、通常販売だと約32,000円相当の品が半額以下で購入できます。

Google以外のクラウドゲームサービスは?

あまり世間に知られてはいないものの、すでに多くのクラウドゲームのサービスがスタートしていて、Microsoftでもクラウドゲームの開発が進められています

そのクラウドゲームのサービス内容は、運営している会社ごとに違い、料金形態も異なってくるので、すでに実施されているサービス内容などをいくつかご紹介します。

SONY PlayStation Now(PS Now)

PlayStationNowlロゴ

「PlayStation Now(PS Now)」は、プレイステーション4(PS4)またはWindowsのパソコンからPS4PS3のタイトルを定額制でクラウドゲームとして利用できるというサービスです。

クラウドサーバー上のゲームタイトルが期間中遊び放題となります。
ゲームを快適にプレイするには12Mbps以上の安定したネットワーク通信環境が推奨されています。

このPS Nowのサービスは2015年からサービスが開始されています。

利用料金

・1ヶ月利用権 2,500円(税込)
・3ヶ月利用権 5,900円(税込)
・7日間無料体験あり
※無料体験中に自動更新停止の手続きを行わないと自動的に1ヶ月利用権に更新され、利用料金が発生してしまうので自動更新を望まない方はご注意を。

PlayStation Nowについて/SONY

任天堂

2018年5月24日に「バイオハザード7 レジデント イービル」、2018年10月5日に「アサシン クリード オデッセイ」など、クラウドゲーム版としてNintendo Switch向けにサービスが任天堂でもすでに開始されています。

専用のアプリのダウンロードさえしてしまえば、その他のダウンロードは不要。

今後も任天堂ではクラウドゲーム版のゲームタイトルが増えていくと予想されます。

アサシン クリード オデッセイでは、730日間の利用券が7,400円(税別)で販売されており、その期間であれば好きなだけプレイできます。

ネットワーク環境はWi-Fi 802.11ac 5GHz または有線LANアダプターの利用による安定したネットワーク通信環境が推奨されています。

マイクロソフト

マイクロソフトでは2018年10月クラウドゲームサービス「Project xCloud」を発表しました。

これは、Xbox Oneで利用できるゲームタイトルを定額で遊ぶ事ができるクラウドゲームのサービスで、2019年に公開試験を開始する予定です。

このProject xCloudの普及が本格化することで、ゲーム機、パソコン、テレビ、iPhoneやandroidのスマホ、タブレットなど様々な端末で簡単にクラウドゲームが利用ができるようになるとみられます。

amazon

なんとあのアマゾンでも独自のクラウドゲームサービスを開発しており、早ければ2020年にはサービス開始される予定となっています。
アマゾンでゲームがプレイできるようになるなんて、ひと昔前では考えもしませんでしたね。

日本はゲーム大国

日本はゲーム市場国別収益ランキングで第三位であり、全世界でもトップクラスのゲーム大国です。

ちなみに1位は中国、2位はアメリカ

そして、1人当たりがスマホアプリに支出する年間平均額が日本は214ドル日本円で約23,000円と、ダントツでトップとなっており、2位のオーストリアの1.9倍といった具合。

これを見てもクラウドゲームが今後日本でも凄まじい経済効果をもたらしてくれる可能性は大いにありますね。

クラウドゲームの今後は?

2020年から始まる5G通信の普及により日本国内の通信環境は格段に改善され、スマホの料金形態も変化する事が予想されます。

現在のようにデータ通信量の残りギガ数などを気にしなくていいスマホの料金プランなどが登場すると、外出先で好きなだけゲームが楽しめるようになります。

そうなるとスマホアプリゲームよりもはるかにハイクオリティなゲームが楽しめるクラウドゲームが主流になるのは必然的でしょう。

無料アプリのように最初は誰でも無料でアクセスでき、ゲームを進めるにつれ課金するといったスタイルのクラウドゲームも登場するとみられます。

そのような時代になるまでには少なくとも数年はかかると思われますが、近い将来間違いなく何かをきっかけに爆発的なクラウドゲーム時代に突入するでしょう。

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