災害が起きて避難をする際、避難用バッグに入れておくと非常に役に立つアイテムのひとつであるガムテープ。
普段は物を固定するくらいでしか使用していないと思いますが、災害時には様々な用途でガムテープが活用できるので、今回は被災した際のガムテープの便利で意外な活用法をご紹介します。
けがをした際の応急処置に
災害など予期せぬ事態で怪我をしてしまった際、応急処置としてガムテープが役に立ちます。
止血や患部の固定として利用できます。
この際注意すべき点は、皮膚に直接貼り付けてしまうと剥がす時に傷口が開いてしまう可能性があるので、直接皮膚にガムテープを貼りつけずタオルや布・サランラップなどがあればその上からガムテープで固定するようにしましょう。また、レジ袋や新聞紙・雑誌などと併用すると骨折や打撲した箇所のギブス・三角巾としても活用できます。
メモやメッセージ・伝言代わりに
慌てて避難する際忘れてしまいがちなものが筆記用具。ガムテープの上から油性ペンでメモ代わりとして使用できます。
また、壁に貼り付けておけば伝言を残すことも可能です。
クラフト紙タイプやビニールテープだと文字が書き込みにくいので、布テープや養生テープの薄い色のガムテープを用意しておくと良いでしょう。
固いビンのフタを開けたいときにも使える
これは災害時だけでなく、普段でも活用できる暮らしのアイディア的なガムテープの意外な使用法。
固くて開かなくなったビンのフタの側面を覆うようにガムテープを貼っていき、余った部分を引っ張るだけで簡単にフタを開けることができます。
ガムテープは着火剤としても超優秀
ガムテープのノリの部分は火持ちがよく、災害時に火を起こさなければならない場合に着火剤として役立ちます。
新聞紙や落ち葉などに直接ライターやマッチで火をつけるよりも格段に効率よく火を起こすことが可能です。
隙間風の防止や補修に
冬場の災害時に暖房が使えない!といった際には、寒さを少しでもしのぐために隙間をガムテープで塞いでしまうと防寒対策になります。
また、バケツやホースなどの水に濡れやすい物の補修などには比較的水濡れに強いビニールテープを使用すると良いでしょう。
段ボールなどと併用してプライバシー保護に
避難所では周りの目が気になり、どうしてもストレスが溜まってしまいます。
段ボールや新聞紙などをガムテープで貼り合わせて簡易的なパーテーションとして使用することができます。
また、ダンボールとビニール袋で簡易トイレを作る事もできます。
芯を抜いておくとかさばらない
ガムテープを持ち運びの際は事前に芯を抜いておくとかさばらないので便利です。
ガムテープを押しつぶすようにして、芯を柔らかくして抜き取ります。
芯を取り除いたテープの部分を平らにして輪ゴムなどで固定すれば完成。
まとめ
・ガムテープでの応急処置は直接皮膚には貼らないように
・文字を書きやすいのは布テープや養生テープ
・水に強いのはビニールテープ
・芯を抜いておくと持ち運びに便利
これでもか!というくらいの備えをしておくと、いざという時にきっと役に立ってくれるはず。事前準備をしっかりとして、自分自身や周りの大切な人を守るアイテムとしてガムテープもそのひとつとして忍ばせておきましょう。